カタール ～ カタールエナジー、北部フィールドからのLNG生産拡大・85%増

新たなLNG拡張プロジェクトの開始

カタールエナジーは、北部フィールド西部プロジェクトとして知られる新しいLNG拡張プロジェクトを開始し、カタールのLNG生産能力を今後10年以内に142百万トン/年（MTPA）に増やす計画です。
これは、現在の生産レベルと比較してほぼ 85% の増加に相当します。このプロジェクトの完了により、カタール国の炭化水素総生産量は石油換算で日量725万バレルを超えることになります。

生産層の拡大と新プロジェクト

エネルギー省大臣兼カタールエナジーCEOのサード・アル＝カービ氏は、生産層が西方向へ拡大していることを確認し、新たなLNGプロジェクトの展開を発表しました。ラス・ラファンでの新たなLNG生産プロジェクトが予定されています。

追加ガス資源の確認

カービ氏は、北部フィールドにおいて推定240兆立方フィートの追加ガス量が確認されたことも発表しました。これにより、カタールの天然ガスおよび凝縮油の備蓄量が大幅に増加します。

エネルギー産業への新たな展望

これらの成果は、カタールのガス産業を新たな地平に導くものであり、将来的にカタールの総合的な炭化水素生産が1日当たり725万バレルを超えると予想されています。

カタールエナジーは、北部フィールド生産拡大プロジェクトの各要素の実施を進めており、これには北部フィールド東部プロジェクトや北部フィールド南部プロジェクトが含まれます。