サウジアラビア～観光業促進のための「サウジサマープログラム2024」を発表

サウジアラビア観光局（STA）は、観光業の活性化を目的とした「サウジサマープログラム2024」を発表しました。
このプログラムは「Saudi Summer is Next Door」をテーマに、4ヶ月間にわたって実施され、9月末まで続きます。

「サウジサマープログラム2024」では、家族や子供向けの550以上の観光商品と150以上の特別オファーやパッケージが提供されます。プログラムの実施場所は以下の7つの地域です：

また、ジェッダシーズンの再開催とアシールシーズンの新設も予定されています。

この夏、サウジアラビアでは「サウジサマープログラム2024」の一環として、複数の大規模イベントが開催されます。その中でも特に注目されるのは、リヤドで開催されるeスポーツワールドカップと、リヤドおよびジェッダでの複数のボクシングトーナメントです。

観光大臣兼サウジ観光局（STA）の理事長であるアハメド・アル・カティーブ氏は、プログラムの発表に際して、世界の観光トレンドと王国の観光業の成長について述べました。彼は、サウジアラビアがUN世界観光ランキングやG20諸国リストでトップに立っていることを強調しました。

アル・カティーブ氏は、「サウジアラビアは、世界有数の観光地としての地位を確立するために、観光の変革期を迎えています。『サウジサマープログラム2024』は、サウジアラビアが持つ豊かな文化遺産、自然の美しさ、そして比類のないホスピタリティを紹介するための我々のコミットメントです」と述べました。

また、STAのCEOであるファハド・ハミダディン氏は、「『サウジサマープログラム2024』のプロモーションキャンペーンを通じて、我々は各地の独自性と気候、自然、文化の多様性、そして夏の間に開催される特別なイベントやアクティビティを強調していきます」とコメントしました。

「サウジサマープログラム2024」の発表は、サウジアラビアへの訪問がさらに簡単になる時期と一致しています。サウジアラビアはeVisaを導入し、66か国の市民が利用可能となりました。この取り組みにより、サウジビザの費用が20%削減されました。

また、湾岸諸国の都市からサウジの夏の観光地への週ごとのフライト数は1,100便に増加しました。これにより、湾岸地域の住民はGCC居住者ビザを使用して最大90日間、簡単に入国できるようになりました。さらに、サウジアラビア全土でのホテルの客室数が増加し、今年はさらに25,000室が追加される予定です。

「サウジサマープログラム2024」は、観光業の促進と地域経済の発展を目指し、多岐にわたる取り組みが行われることを示しています。観光業の成長とともに、サウジアラビアは世界中から訪れる観光客に対して多様な体験を提供し、観光地としての地位をさらに強化していくことでしょう。

サウジアラビアの夏について

サウジアラビアの夏は非常に暑く、乾燥した気候が特徴です。

活動時間の調整: 多くの人々は日中の最も暑い時間帯を避けて活動するようにしています。早朝や夕方、夜間に外出することが一般的です。
エアコンの利用: 建物や車内ではエアコンが必須です。エアコンなしでは過ごすのが非常に困難です。
服装: 薄手で長袖、長ズボンの服装が推奨されます。これは日差しから肌を守るためです。また、伝統的なアラビア衣装である「トーブ」や「アバヤ」は、風通しが良く、暑さを和らげるのに適しています。