UAE財務省スクークオークションは7倍の申し込み超過

アラブ首長国連邦(UAE)のイスラム国庫スクーク(T-スクーク)のオークションは、11億ディルハム(約2億9950万ドル)で実施され、7倍以上の応募があり、3年と5年のトランシェ(発行区分)で合計78億3000万ディルハムの入札があったと財務省が火曜日に発表しました。

この発行は、政府のシャリーア(イスラム法)に準拠した国庫債プログラムの一環で、50億ディルハムを調達する目的でした。これは、同じ満期の米国債に対して4ベーシスポイント(1ベーシスポイントは0.01%を指す)のスプレッド(金利差)があることを意味しています。

イスラム国庫スクーク(T-スクーク)とは

イスラムシャリーアに準拠した資産担保型の金融商品で、利益と満期時の支払いは主に発行者の資産のパフォーマンスに依存しています。

「イスラム国庫スクーク発行プログラムは、UAEディルハム建ての利回り曲線の構築、投資家に安全な投資代替品を提供、地元の債券市場を強化、投資環境の開発、そして持続可能な経済成長を支援することに貢献します」と財務省は述べています。

スクークは、8つのプライマリディーラー(主要な金融機関)を通じて発行され、UAE中央銀行が発行及び支払い代理店として機能しました。

UAE政府は2022年にディルハム建てのT-ボンド(国債)、2023年にT-スクークを発行し、資金調達の多様化を図っています。

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