トルコのフィンテック新興企業Colendiが6500万ドルを調達

中東全般

トルコのフィンテック新興企業Colendiが、シティグループの投資部門であるシティベンチャーズが主導するシリーズBの資金調達ラウンドで6500万ドルを確保し、評価額が7億ドルに達したと報じられました。ブルームバーグによると、Colendiの共同創業者であるビュレント・テクメン氏がこの情報を提供しました。

資金調達の詳細

今回の資金調達ラウンドには、シティベンチャーズのほか、ミグロス・ティカレトAS、セピルベンチャーズ、リパイアセットマネジメント、フィンバーグ、ヘデフホールディングなどが参加しました。また、同社の既存の投資家もこのラウンドに参加しています。

Colendiの事業と目標

Colendiはデジタルバンキングの新興企業であり、後払い制度による迅速な融資などの金融サービスを提供しています。特に、「銀行口座の有無や履歴に関係なく個人」を対象としたサービスを展開しています。同社のウェブサイトによれば、これまでに500万件以上のクレジット取引を実施しており、700万人以上のユーザーを抱えています。

Colendiの次なる目標は、評価額を10億ドルに引き上げることです。

Colendiの技術とサービス

Colendiは、ブロックチェーン技術を活用した信用スコアリングサービスを提供するフィンテック企業です。従来の信用情報とは異なり、個人の銀行口座情報や公共料金の支払い履歴などのデータを利用し、独自のアルゴリズムで信用スコアを算出しています。

Colendiのサービスの特徴

  1. パーソナライズされた信用スコア: 従来の信用情報機関とは異なり、より包括的なデータを用いて信用スコアを算出します。
  2. Buy Now Pay Later (BNPL): 分割払いが可能な決済サービスを提供しています。
  3. マイクロ融資: 少額の融資サービスを提供しており、融資を受けにくい方でも利用できる可能性があります。

Colendiは、個人に信用スコアやアイデンティティの管理権限を持たせることを目指しており、これにより利用者は自身の信用情報をより細かく管理できるようになります。

まとめ

トルコのフィンテック新興企業Colendiが、シティベンチャーズを含む複数の投資家から6500万ドルを調達し、評価額が7億ドルに達しました。Colendiは、デジタルバンキングの分野で後払い制度やマイクロ融資を提供し、特に銀行口座を持たない個人を対象としたサービスを展開しています。同社の次なる目標は評価額を10億ドルに引き上げることであり、ブロックチェーン技術を活用した信用スコアリングサービスを提供することで、その達成を目指しています。これにより、個人が自身の信用情報をより細かく管理できる環境が整備されつつあります。

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